難関資格の一つとも言われる公認会計士試験。この難易度について本気で考えてみました。
資格難易度ランキング
インターネットで検索すると、「資格難易度ランキング」とか、「資格偏差値」といったサイトをみかけます。
そこでは、公認会計士試験はなんと第1位。国家公務員総合職と並んで最難関として評価されています。偏差値75以上とか、Sランクとかってなっています。
実際、僕が公認会計士試験に挑戦しようと決めたのは、当時でも公認会計士試験はとにかく難しいから、という印象しかなく、そこに挑戦してみよう、と思ったのが一番大きな理由です。
ただ、この評価は高すぎるんじゃないかというのが正直な感想です。
実感としては
受験生時代、一番難しいと感じたのは、科目の多さ、範囲の広さです。
短答式試験では4科目、論文式試験では6科目を受験しなければいけません。それも、あまりに点数が低い科目があると、「足切り」となってしまうため、苦手科目をつくらず、総合的に仕上げなければいけません。
合格するまでの勉強時間の目安としては3,000時間以上と言われています。
では本当にごく一部の人しか受かることができないかと言われると、そんなことはないように思います。試験に受かるための方法については、予備校が研究しつくしてくれるので、後はそれを信じて消化すれば良い、と言えます。
勉強を始める前は「難しすぎて理解できないのではないか」と不安になったことがあります。ですが、そんなことはありませんでした。
予備校のテキストはわかりやすく作られていますし、それを消化した人たちが、毎年どんどん合格していきます。
大学の偏差値でいうと
単純な比較はできないのですが、大学の偏差値でいうと偏差値55くらいの大学に普通に入れるくらいであれば、そこまで難しい試験だとは感じないのではないかと思います。
実際に、僕の周りでは偏差値50くらいの大学を出て、会計士試験を突破した人もけっこういます。
もちろん、大学に入るまでに、高校時代に遊びすぎてしまったり、部活が忙しすぎて受験で結果を残せなかった人もいるので、一概には言えませんが。
絶対に受かる方法は
「絶対に受かりたいのですが、方法はありますか」とよく聞かれますが、僕はとにかく、予備校を信じて、提供されるものをきちんと消化してください、とお伝えします。
どこの予備校であれ、専門家が徹底して研究し尽くし、受かるためのテキスト、問題集、カリキュラムを提供してくれます。
なのでそれをきちんと消化しましょう。
あと考えることと言えば、消化する方法です。
ここで、高い偏差値の大学を出た人にとって公認会計士試験が難しくない、と思える理由は、そういう人たちは勉強の仕方、インプット、アウトプットの方法を確立しているからです。勉強の仕方が確立していれば、後はやるだけ、となります。
まとめ
何度も申し上げたように、公認会計士試験というのは世間がイメージしているほど、難関な資格ではありません。
努力すれば必ず受かる、ともいえるわけではなく、正しい努力をすれば、きちんと受かる試験だと思います。
コメント