僕が選んだ公認会計士という仕事

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僕は公認会計士の仕事をしています。

何のお仕事されてますか?って聞かれ、公認会計士ですってお答えすると、聞いたことあるけど、よくわからないという顔をされます。

そんな資格があるな、くらいには思われているのでしょう。

認知度

公認会計士という資格の難易度くらいはなんとなく知られていて、医師・弁護士・公認会計士とかって言われたりもしますが、はっきり言って医師や弁護士に比べて、認知度低すぎます。

たぶん税理士の方がイメージわきますよね。

医師や弁護士のドラマってすごいたくさんあるじゃないですか。

公認会計士のドラマって思い浮かびますか?

そうです。ないんです。

だからそもそもどんな仕事してるか知られていないんです。だいたい、知られるとしたら、何かまずいことがあった時です。

どこかの会社が不正を行った。その不正を見抜けなかった公認会計士、みたいな。

ただ、そのまずいことで社会にインパクト与えられるということは、逆に言うと、当たり前みたいに行う普段の仕事も、社会において影響があるのだと思うのです。

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どんな資格か

公認会計士というのは一つの資格です。公認会計士という資格にどんな価値があるかというと、「監査」という業務をできるのは公認会計士だけ、ということだと思います。

もちろん、他にもメリットあります。公認会計士になると、登録するだけで税理士や行政書士になれます。

なんかお得な資格のように感じられますが、その代わり、試験の難易度は高いです。

監査とは

監査というのは、ざっくりというと、会社が作った決算書(売上はいくら、利益はいくら、これだけの資産があります、ということがわかる書類)というものが、適性かどうかをチェックするということです。

今の世の中、株式投資をやってる人たくさんいると思います。当然、損したくない、儲けたいと思うでしょう。そうすると、きちんと利益でている会社に投資しようとか、将来性のある会社に投資しようとか、思いますよね。投資される会社の方も、たくさんの人に投資してもらいたいですよね。その投資するか、しないか、投資されるか、されないかを決める判断材料として、決算書があります。

投資してもらいたい会社の側で考えてください。

売上や利益って多い方が投資してもらえると思いません?

売上99億円!ていうより、売上100億円!の方が、インパクトあるな、1億円くらい増やしちゃおうかな、とか考えたりしますよね。

…って、もしそんなことされたら、投資する側の人は、困りますよね。

ほんとにこの会社の売上って正しいのか、利益こんなにあるけど、本当かな。

そこで、第三者である公認会計士が、その決算書が大丈夫なのか、その決算書にある売上、利益、資産ってほんとに正しいのか、監査をして、大丈夫、ということを確かめるのです。公認会計士が大丈夫です、って言わないと、その決算書は社会に出回りません。

なので、ある会社の株価があがりました、下がりました、という話を聞くと思いますが、その株式市場を陰で支えていると言ってもいいのではないでしょうか。

ちなみにこれは金融商品取引法に関する監査についてのざっくりな説明で、会社法にかかる監査とか、学校法人に関する監査とか、いろいろあります。

会社等が、株式を発行したり、お金を調達しようとしたり、何か申請しようとするときにも、決算書というものが必要になるのですが、それが正しいですよ、大丈夫ですよ、というのは自分たちで言ってもウソついてるかもしれないので、ちゃんと他の人に大丈夫って言ってもらってくださいね、となったときに、その他の人である公認会計士が監査をして、大丈夫です、と言うことで信じてもらえます。

まとめ

公認会計士という資格とその主な仕事について書いてみて、改めて思いましたが、地味ですね。

ただ、先述したように、この監査という仕事は公認会計士にしかできません。

そこに価値があります。

その価値に魅力を感じて、やってみたいと思う人が増えたらいいなと思っています。

 

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